相手が見えていない「男性」と、それを受け入れられない「女性」とのデート認識の違い・・・食事の仕方が「犬食い」
異性関係において、思いやりと気遣いに加えて、自分がどのように見えているのかという視点、相手の気持ちを察する力など、様々な力が必要だと思います。この事例の男性は、どちらかというと自分の世界に浸りすぎて、相手の感情・心を決めつけてしまう傾向があるのかなと思います。ある意味、「頭でっかち」なのかもしれません。
男性からのメッセージ
お世話になります。
A様と昨日無事にお会いすることが出来ました。
楽しそうにお話されており、３時間近くいろいろとお話をさせていただきました。
非常に真面目な方で、熱心に●●歌劇の話をしてくれました。
「歌劇団にB県出身の方がいる」などいろいろ教えていただきました。
また、一緒にお酒を飲ませていただきましたが、プロフィールとは違ってそれなりにお酒はお強いし飲んだりするのは好きみたいです。「ビール」や「 焼酎」系が苦手といわれていたため弱いと思われたのかなと話されておりました。
私自身は好印象で、出来れば良いお付き合いが出来ればと思っています。
今後の交際に関しても少し話させていただきましたが、積極的に聞いてくれました。
A様は馬刺しがお好きで、
「次回は馬刺しのおいしいお店に行きましょう」と話して、連絡先を交換してお別れしました。
私としては良い関係を築いていきたいと思っていますが、次のアクションをどのように切り出していくかいろいろと悩んでおります。A様から私のこと何か聞いていたらこっそり教えていただけるとありがたいです。
アドバイスなど今後ともよろしくお願いします。
上記のメールの通り、男性からするととても好感触だったようです。3時間近くお話され、お酒も楽しまれて、今後についてもお話されたようです。次のデートも「馬刺し」と決めておられるようです。
「女性もきっと、好印象をもってくれたのではないか？」という自信も見え隠れしています。しかし女性からするとどうだったのでしょうか。以下が、女性からの報告です。第一印象とレストラン選択、会話の内容と距離感、食事のマナーと気遣いの3つに分けて解説していきたいと思います。
女性からのメッセージ
第一印象から、軽いな、という印象でした。フランクというよりは、年下として見られているなという印象です。魅力的かどうかと言えば、魅力的ではありませんでした。また会いたいとは思いません。
「なんでも食べられると聞いている」とおっしゃって、事前に予約されていた居酒屋へ向かいました。個室ではありましたが声が筒抜けになってしまうような居酒屋です。学生や仕事終わりの社会人が寄るような…。移動もあまりスムーズではなく、少しお店を探しながらという感じでした。
軽いなという印象は、服装からくるものだったようです。男性は30代半ばで、女性は20代後半の方でした。服装がカジュアルすぎるというよりも、年齢と合っていなかったようです。大学生が着ているような、いや「ダサい」と思わせる服装だったのかもしれません。チェックのシャツにスラックスというようないでたちなど。正直申し上げて、初めてのデートにはふさわしくなかったと思われます。
また、「年下に見られた」ということは、「上から目線」だったと思われます。
選択されたレストランは、レストランではなく「居酒屋」だったようです。残念ながらデートには適さない場所だったと思われます。学生さんや職場の飲み会に使うような安い居酒屋はデートには適しませんし、何よりも「特徴的な味」というのがなかなか見出せないと思うのです。例えば、「このレストランはこれがウリで、ちょっと味見して見たいと思って選びました！」とか「よくいくレストランで、店員さんと馴染みで注文しやすくて・・・」というような物語が、あるといいですし、エスコートの時にそういった物語を語られると、女性の気持ちも「ワクワク」に変わるのではないでしょうか。
女性からの追加メッセージ
かなりガツガツとお話しされてきて、正直戸惑いました。特に、声が筒抜けになるようなお店で交際のお話をがっつりされてきたので、なんとお答えすればいいのか困りました。話は「理想のパートナーはこうである」という内容が多く、まるで理想を押しつけられているようで苦しかったです。とても具体的にお話しされていて必死な感じしかありませんでした。
