「表面的な気遣い」はできるけど「心の気遣い」ができない男性。あの発言は嬉しいけれど、私の気持ちとの温度差にドン引き・・・
今回の記事は、少し形式を変えて解説していきたいと思います。距離感というカテゴリーに掲載させていただきましたが、距離感に問題のある男性は、会話にも問題が出てくる傾向が強いです。なぜなら、「自分」しか見えておらず「女性の心」を理解していないからです。よって、その場において不適切な発言をしたり、不適切なラインを送ったしがちです。
女性から言及いただいた事例を分割して掲載し、順を追って解説していきます。
事例(1)
女性には慣れていらっしゃるようです。例えば、細かく気の利いた事が出来たり、褒めたりはされますので、よくありがちな「横暴なおじさんが説教してくる」ような感じではありませんでした。
ですが、「自分の話を聞いてほしい」ということがメインで、自己主張のある女性には不満が生じるのではないかと思います。男性に付いていきたいような女性とは相性が合うと思いますが、私には無理でした。
「女性には慣れている」点や「横暴なおじさんが説教してくるというような感じではない」という点は、とても評価できると思います。特に、気の利いたことができるなど、いわば「配慮」を態度で示すことはとても重要です。それができるのになぜ・・・・結局は自分本位性の問題で、その問題=「心の持ち様」は会話に出てくるものです。
20代男性でも結構多いのです。自分のことばかりお話しする男性・・・・。「認められたい」とか「聞いてほしい」という欲求を全面に出す男性はたくさんいます。実は、大半の男性がそうなのではないでしょうか。ですので、その意味で、「女性にヒアリングをする」という気持ちで、質問と会話のバランスが上手に取れる男性は、「多くの男性とは違う」ので、女性からすれば魅力的に映るものです。
質問した上で女性から何らかの回答があり、「その内容をさらに掘り下げていく」という会話手法であれば、「そもそも女性が興味のある話題」なので女性の心は盛り上がるのです。
- 「認められたい」、「聞いてほしい」という欲求は初回の出会いでは排除する
「認められたい」、「聞いてほしい」という男性は、一方的に喋り続ける傾向があります。女性は「ただ聞くだけ」という状況に陥りがちで、まるで、「お酒を飲みながら女性とお話する場所」にいるような気持ちになるのではないでしょうか。その時に女性が思うのは、「そういうお店にいったらどうですか?」とか「私は接客しているわけではありません!」という気持ちになるのです。
事例(2)
改善点を指摘させていただくのであれば、「海外での仕事に言及」、「大きな仕事をしている」、「このあたりの老舗飲食店には顔が割れている」などの発言は、怪しくて警戒心を持つ女性もいると思います。あまり何度も聞かされると引いてしまう女性もいらっしゃると思うので抑えてもいいかもしれません。ご年齢を考えれば仕方ないとも言えます。
「俺はビッグになる」的な発言を少し抑えたらいいと思いますし、もう少しメリハリをつけた会話をされると良いと思います。
「認められたい」ということに加えて「俺ってすごいだろう」と思わせたい、「もっと驚いてよ」「感嘆してよ!」という欲求から発生した行動が上記のような「ビッグになる」ないし「ビッグだぜ〜」という発言です。
婚活において、自分が一体何者なのか、もしくは何をしているのかなどは、さらっと言えばいいのです。例えば会食中に女性に質問して返ってきた内容を掘り下げつつ、自分の人生に関連する話題も出てきた時にさらっと言えばいいのです。「自慢」というのは「自慢したい時にする」のではなく「何気ない会話の中でするもの」です。
何気ない会話に、ちょっとした「大物感」のある発言をすれば「いやらしく聞こえません」し、女性としては「もしかしたらこの人ってすごい?」というふうに気がつくのです。本当にビッグな方、器の大きな方というのは「自慢しない」のです。
- 認められたい
- 聞いてほしい
- 褒められたい
- 大物に見られたい
上記のような気持ちが強ければなおさら「大物だぜ的な発言」はしないことです。出すのは「時々」であり、何気ない会話の中に混ぜればいいのです。全体の会話の中の1%程度で充分です。
自分の話ばかりしてしまう男性が自慢話をすると、女性は嫌気がさしますし、その嫌気が起因となり「警戒心」が生じます。そしてこの「警戒心」と相まってさらに以下のような発言をされると、完全に女性は引いてしまいます。女性の気持ちと完全にズレている表現となりますが、それらのいくつかの言葉が「この男性とお付き合いはしない」という最終決断を下す要因となりました。それが以下の事例です。